自分に合った派遣会社を見つけるには？派遣の仕組みも理解しよう！

一括りに派遣会社といっても会社によってさまざまです。大手、中小、一つの部門に特化した企業までいろいろあるのが現実です。そのため、たくさんある派遣会社の中から、どの会社を選んでいいのかわからなくて悩んでいるという方も多いのではないでしょうか？そこで今回、派遣会社の仕組みからメリット、その制度まで大まかにお伝えします。

派遣会社はどういう仕組みで成り立っているのか

派遣社員とは簡単にいうと、雇われた会社から紹介された仕事場で働く人の事を指します。アルバイト、パート、正社員のような働き方を「直接雇用」と呼びますが、派遣で働く場合は「派遣雇用」として扱われます。この二つの大きく違うのは給与が支払われる会社が違うことです。

「直接雇用」で勤務している方々は、雇用契約をしている会社から給与が支払われます。一方、「派遣雇用」は勤務先から給与が支払われるのではなく、仕事を紹介してくれた派遣会社から支払われます。

派遣会社の役割は主に仕事の斡旋、就業条件の交渉、派遣労働者に給与を支払う事で成り立っているようです。単発、短期なども同じ仕組みです。まず、賃金は派遣された会社から派遣会社に支払われます。そのうちの7割が派遣社員に支払われる形になります。その他は社会保険料、有給休暇や福利厚生に当てられるのがほとんどという事は覚えておくのがよいでしょう。

採用もすべて派遣会社が行います。登録ができれば誰でも派遣社員として働く事ができるので、合否を決めるための面談はありません。しかし、登録するための面談は派遣会社の方で行います。

雇用契約を結ぶために面談で希望条件、勤務実績やスキルチェックなどを聞いた上で、実力に見合った勤務先を紹介するための材料とするのが目的です。相当な事がない限り、採用不合格で登録ができない事にはならないので安心してください。

派遣会社で働くメリットを整理してみよう

派遣会社で働く大きなメリットは自身のライフスタイルに合い、かつ理想とする職場を見つけやすいところにあります。正社員や契約社員では実現不可能である、多くの職種の中から自分が希望する勤務日時や条件の仕事を探す事も可能です。子育てやプライベートを大切にしたい方々にはもってこいの職業でしょう。

さらに、派遣には募集要項に未経験者歓迎の案件が多いのが特徴です。将来のために新しいスキルや自分がやりたい職種への研鑽を積むには適しているといえます。スキルアップやキャリア形成のサポートも受けられ、前もって研修が用意されているのが一般的です。資格取得への支援制度もある職場も存在するそうです。

派遣会社の担当者に給与や職場関係の悩みなども気軽に相談できるのもありがたい点です。派遣では紹介してもらえる企業をしっかり吟味でき、人気・ハードルが高いクリエイティブな会社への派遣も少ない事から自分の夢への実現へとつながるチャンスを得られる可能性もあるのです。

後に正社員になりたいと希望している方にも、職場によって雇用制度があるため勤務期間が終了したあと就職できるかもしれないのも派遣社員の利点です。

何を重視して働きたいか考えよう

派遣で自分なりに楽しく仕事をするためには自分に合った職種を探す事が重要です。仕事内容や勤務数、就業時間、就業場所、時給、残業の有無などの中からこれは外せないというものの優先順位を決めるとよいでしょう。そうすれば、自身の理想の仕事に近づけます。

派遣で何をしたいか、将来のためにどうしたいのかを明確にすることで自ずと働く先が見え、その希望を考慮した仕事を紹介してもらえます。

仕事内容も大切ですが、職場の雰囲気も大事です。自分の志向、性格に合わせて選ぶ事でのんびりした職場か活気のある職場のどちらかわかるだけで業界・業種も絞れてくるでしょう。

制度や福利厚生など条件に合った会社を選ぼう

派遣社員は法的に守られ、雇用形態に関係なく会社の従業員として働いていれば福利厚生があるのが一般的です。正確には、正社員と同等の業務内容をしている非正規雇用の方でも受けられます。

しかし、派遣会社によって取り入れている内容が変わるため、自分にとって必要、重要視している福利厚生の種類に何があるのかをあらかじめ知っておく必要があります。

主に社会保険、有給休暇、健康診断、産休・育休、その他労働者へのサポートなどある中で自身が楽しく仕事をしていくためにプライオリティが高いもの福利厚生がある仕事を選ぶのがいいでしょう。

ただし、こちらの制度には条件があるため、福利厚生を利用したい方はあらかじめ派遣会社に条件を満たす働き方を相談することをオススメします。

初めて派遣会社に登録しようと考えている方は、数多くある会社の中でどこにすればよいかわからない事も多いと思います。自分が本当に何をしたいか、将来どうしていきたいかなどを考えた上で、今後について一緒に考えてくれる派遣先に登録するのがよいでしょう。納得した上で、自分に合った派遣会社を見極めて登録してください。